[最初に覚えておくこと]
カレーに絶対不可欠なスパイス(香辛料)ですが、それぞれ独特の香りや色の個性を持ち、スパイスの使い方や組み合わせによってカレー料理の味わいが無限に広がり、より一層深いものにしてくれます。
まずは基本であるスパイスの役割を理解することです。このスパイスの役割さえ知っておけば、スパイシーなインド風カレーに仕上げることが可能です。
今後のカレー料理の幅も広がり、もっと本格的なインドカレーを作ることもまったくもって夢ではありませんし、難しく考えずまずはゆっくりと作りながら覚えていきましょう。
スパイスは大きく『3つの効用』に分けられています。
- 風味付け
クミン、コリアンダー、クローブ、シナモン、カルダモンなど食欲を増進させます。スパイスの組み合わせ次第でより複雑な香りが生まれます。
- 辛み付け
赤唐辛子、ブラックペッパー、マスタードなど味に強烈な刺激を与える辛みスパイスです。
- 色付け
ターメリック、パプリカ、サフランなどまさにカレーの着色料でありカレー色になるスパイスです。
スパイスカレーに挑戦してみようという方は、この3つの効用を思い出してみてください。
最初に揃えるならこの4つのパウダースパイスがオススメ。
- クミン(風味)
- コリアンダー(風味)
- ターメリック(色付け)
- 唐辛子(辛み)など)
次に風味付けで使われる個性のあるスパイスをプラス。
- カルダモン
- シナモン
- クローブなど
初めからこれらのスパイスを揃えて買うのはちょっと不安という方は、カレーを作るすべてのスパイスが揃ったスパイスカレーの「スターターキッド」も販売されていますので、オススメです。
それからカレー粉(ミックススパイス)で、作ってみるのも良いかもです。カレー粉は、数十種類のスパイスをバランスよく調合されているため、たくさんスパイスを揃えなくてもスパイスカレーの味わいになる便利なカレー粉です。のちに紹介する「ガラムマサラ」も加えてみるのもありだと思います。ぜひ挑戦してみてください。
スパイスのホール(原形)とパウダー(粉末)の使い方
乾燥スパイスの形状は、主に大きく分けてホール(原形)、パウダー(粉末)、タイカレーなどで使われるフレッシュなハーブがあります。
- ホール(原形)の場合
- 熱した油にホールスパイスの香りを移す手法(テンパリング)でよく使われます。実はこの作業がとても重要で、カレーのベースがここでほぼ決まります。最初に焦がしてしまうと最後まで焦げたような風味に仕上がってしまいます。ここで使うホールスパイスを「スタータースパイス」と呼んでいます。仕上がりの完成度が左右される大事なポイントです。ホールの良さはスパイスの深い味わいと香りではないでしょうか。他にカレーの仕上げに香りを移した油を注ぐ手法「タドュカ」があり、加えるとジュッと一瞬にして力強い香りを最後に演出します。
- パウダー(粉末)の場合
- 様々なタイミングに合わせて使うことが多いパウダーですが、下ごしらえの時や行程の途中、仕上げの時などです。カレー味にするための味付けのような役割と言っていいでしょうか。粉末タイプの方が種類が豊富で扱いやすく、カレーや料理の仕上げに一振りするだけで風味豊かな香りが楽しめます。幅広い分野で使えるため、最初は扱いやすいパウダー(粉末)をおすすめします。
スパイスのカレーを作る際のパウダー(粉末)は、あらかじめ決めておいた分量(仕上げ用のスパイス以外)で作ることです。スパイスを後から何度も継ぎ足しすることはほぼありません。
最後に…スパイスと素材(具)とのバランスも大切です。スパイスがメインで主張しすぎてもダメですし、当然のことながらスパイスだけでは料理として完成しません。あくまでもメインとなる料理の中の主役は素材(具)です。
スパイスはその素材を活かし、そして素材の持ち味を引き立てる脇役であるということです。スパイスの料理は素材(具)ありき料理なのだとも言えます。
一部、私の好みの味付けや個人的な見解も含まれておりますが、皆さんのカレーライフの参考になれば嬉しいです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!美味しいカレーをたくさん食べて、ハッピーな一日を過ごしてくださいね。See you!